「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット
卒・入学式「君が代」起立・斉唱 (清聴)強制の通達は撤回せよ!
前号で報告のように、1月11日の交渉では検討中としていた府教委は、24日に起立・清聴(または斉唱)の通達・通知を発出しました。これは昨年とほぼ同様の内容で、「清聴」が基本だが、可能なところでは「斉唱」というもので、学校長・教職員それぞれに、二通りの通達を出しています。これまでも批判してきたように、式場で斉唱による飛沫感染が起こらない条件があるかどうかはチェックしない、との校長・現場まかせの無責任な対応であること。特に感染急拡大の現時期において換気も1mの間隔も指示はしていても、実際は感染防止が保証できないこと。そうした場に生徒(保護者)・教職員を参加させることは、命と健康よりも起立・斉唱(斉唱)を優先させる府教委に対して、今後も抗議・撤回を求めていきます。
※これとも軌を一にするものとして、1月26日に府教委は、感染者発生の学校においても学校調査での濃厚接触者の出席停止のみで休業とはしないと通知。同一学級で15%以上の感染者あれば学級閉鎖、複数学級閉鎖なら学年閉鎖、複数学年なら学校閉鎖としているが、検査もほとんどしないままでは実際は確認しようがない。府教委の人権侵害とあわせて、こうした施策も批判していく必要があります。
府教委は梅原さんの国賠訴訟判決の上告受理申立てを取り下げよ!
1月25日府教育委員会で、何らの議論もなく賛成多数で上告が承認されました。
大阪ネットはこの間3度にわたって府庁前での抗議・情宣・申入れをし、また週刊金曜日(12/24)や東京新聞「こちら特報部」(1/30)等でも、詳細に報道。私たちは、あらためて起立・斉唱(清聴)強制が教育破壊にもつながるものであることを、さらに広く市民に知らせて、上告撤回・判決確定を勝ち取っていきたい。
※「体罰、校内飲酒、酒気帯び運転は大目に見るけど、「君が代」不起立はダメ。大阪の物差しは何とも理解しがたい。起立斉唱が何より大切なのか。お上の命に屈しない人間は排除したいということなのか。上ばかり気にする世の中になったら、おもんないですよ。維新のみなさん。〔上記の「東京新聞」のデスクメモ〕
〔お知らせ・お願い〕
2/11(金)競争・強制でなく命と人権を守る教育を!集会は中止となり、申し訳ありませんでした。しかし例年通り、大阪府立高校・支援学校等の卒業式・入学式での開始前の門前等での「日の丸・君が代」強制反対のビラ配布については、可能な限り行いますので、ご協力可能な方がございましたらご連絡頂ければありがたいです。(日程はコロナ禍で変更されるかもしれませんが、多くの学校の卒業式がは、2月24日~3月1日あたりに集中しています(時間は、8時半頃から10時頃まで)。地域によって責任担当にお知らせ致しますので、よろしくお願いします。
[予定](以下は現在のところ、予定通りです)
2/14(月) 松田さん「不起立処分」取消し裁判(10時半~地裁808)
21(月)関生高裁判決(14時~)
23(水)天皇誕生日祝賀反対!集会〔渡辺治さん講演〕(13時半~エル)→デモ
3/5(土)反森友デモ(11時~野田中央第2公園)
21(休)応援団・石の会総会+根津さん講演(13時半~エル708)