① 安倍元首相銃撃の当初、多くのマスコミは「政治テロ」「民主主義への挑戦」とし、安倍礼賛キャンペーンを繰り返しました。私たちは暴力で物事を解決することには、断固として反対します。それは戦争が人の命や人権を奪うが故に断固反対するのと同様の理由からです。同時にそうであるが故に、生前の安倍氏が「戦争する国」への道をひたすらに推し進め、また民主主義を破壊してきたことを決して忘れません。赤木さんを自殺に追い込んだ森友事件をはじめ、数々の疑惑に蓋をさせてはなりません。

② 「日の丸・君が代」強制は、「思想・信条の自由」を侵すものであるとともに、生徒・子どもに国家主義を吹き込み、また教職員を命令に従わせることを通じて、「戦争する国」への道を掃き清めるものです。安倍元首相の『国葬』も、また、本来は個人の自由意思であるべき弔意を、安倍元首相を追悼することが正しいと国が国民に押し付けることになるものです。特に、子どもたちは、『国葬』での半旗の掲揚や黙とうを通して、安倍元首相の「功績」を刷り込まれることになります。

③ 今、なぜ、安倍元首相の「国葬」を行おうとするのでしょうか。それは岸田政権の維持・強化という政治目的のみならず、これまでの安倍元首相の「戦争する国」づくりの延長線上にあるといえます。参議院選は野党分断もあって、残念な結果になりました。「新しい資本主義」「分配・賃上げ」も雲散霧消。「防衛費2倍」「敵基地攻撃能力」「核共有」、さらに改憲推進勢力が衆参2/3を超える中での改憲策動というアベ的政策が勢いを増すことにさらに警戒を払わねばなりません。

④ 一方で、事件の要因であった統一教会の罪業とともに、統一教会と自民党や安倍(派)とが相互に利用しあっていることが暴露されてきています。国葬反対の市民の声も大きくひろがってきています。「日の丸・君が代」強制反対の闘いについても、昨年の東京での根津さんの停職処分取り消しの逆転勝訴を含め、確定した処分取消の総数は、計77件・66名にのぼります。大阪でも、これまでの戒告処分のうちの2名取消しに加えて、今年の6月16日には梅原さんの再任用拒否は違法との勝訴判決が確定しました。これらは、上からの命令に有無を言わせず従わせる教育支配体制に大きな楔を打ち込むものです。こうした闘いと結んで、「国葬」並びに半旗掲揚・黙とう等の弔意強制をさせない取組みへのご参加・ご協力をよろしくお願いいたします。

〔予定〕

9/9(金) 「やめろ!安倍国葬」集会(18時半~エル南5F)

10(土) 梅原さんを支える会・総会(14時~エル)

19(月・祝) 国葬反対!大阪集会とデモ(14時~PLP会館5F大集会室)

講演:高作正博さん(関西大学法学部教授)

16時~デモ(梅田西方面へ)17時~スタンディング(梅田周辺)

22(木) D-TaC総会(18時半~エル)久保元校長講演等

26(月) 国葬反対!集会とデモ (18時半~中の島公園女性像前)19時10分→西梅田へデモ主催おおさか総がかり行動実行委員会

27(火) 安倍国葬やめろ!デモ(13時半中之島水上公園)14時半出発