大阪ネット通信(21年12月15日)
「日の丸・君が代」強制反対・大阪ネット
12/17(金)対府教委上告断念申入れ行動〔8時半~9時半府庁前情宣➡申入れ〕
大阪高裁で「君が代」斉唱時の不起立者の再任用拒否が府教委の裁量権の逸脱濫用として違法との逆転勝訴(12/9)が勝ち取られました。不起立で戒告処分を受けた者が採用を拒否され、同年(17年)に体罰で減給という重い処分を受けた者が採用されているのは合理性を欠くと判断、府に約300万円の支払いを命じました(雇用と年金の接続を図る総務副大臣通知や再任用希望者のほぼ全員が採用されている実情も根拠に)。この判決で、「君が代」不起立者を再任用から排除することははっきりと違法とされ、また、これまで府教委が不起立処分者を差別的に取り扱ってきたことを明確に認めました。
一方、再任用の際に「卒業式等における国歌斉唱時に起立斉唱を含む上司の職務命令に従う」との「意向確認書」については違憲(思想良心の自由)とは認められませんでした。しかし17年の大阪ネットの府教委への抗議・交渉の中で、前半の「~を含む」との文言は削除され、実質的には府教委も誤りを認め、不起立者の再任用も実現しています。山田肇・井前さんの戒告処分取消しに続く闘いの成果でさらに府教委を追い詰めたいと思います。
これを確定判決にするために、上の対府教委行動にご参加頂くようお願い致します。
〔維新による教育民営化、競争・強制の教育を許さず、共生・人権の教育を!211集会へ〕
衆院選では、吉村市長を顔に「身を切る改革」と自民批判をかすめ取った維新は、とりわけ大阪では地方議員を動員し15選挙区で全勝(それ以外は公明が4区全勝)。改憲の後押しと野党分断の動きの中で、新自由主義と公教育破壊の実験場となっている大阪での私たちの闘いは重要です。都構想やカジノ・万博反対の闘いや競争と強制で悲鳴を上げる現場の声を背負ってきた教育課題での取組みに加え、現場の校長も公然と反対の意を表明するという動きも現出。これらの活動に合流し「戦争する国」にストップをかけましょう。
〔予定〕 「建国記念の日」・「日の丸・君が代」強制反対!「戦争する国」NO!
競争・強制でなく命と人権を守る教育を!2・11集会〔13時半~天王寺区民会館〕
〔講演〕「教育は社会をどう変えたのか?〜カメラのように思想を使う」:桜井智恵子
〔特別報告等〕「部落差別と天皇制」~全国水平社創立100周年に際して:黒田伊彦他
12/20(月)松田さんコロナ在宅勤務不払い裁判(14時半~地裁809予定)
24(金)維新の「躍進」を世界の流れから読み解く(18時半~エル)
25(土) 反森友デモ(11時~野田中央第2公園)11時40分デモ出発➡阪急庄内駅
1/11(火)対府教委行動・交渉(午後予定・14時半~府庁別館)
17(月) 奥野さん「合理的配慮」無視の「君が代」処分撤回裁判(11時半~809)
2/14(月) 松田さん「不起立処分」取消し裁判(10時半~地裁808)