211「建国記念の日」反対! 改憲・大軍拡NO

    ―競争・強制でなく、いのちと人権を守る教育を―

   講演:酒井隆史さん、ひのきみ闘争報告、連帯発言等

〔13時半~港区民センター〕

①アベを引き継ぎ、「戦争する国」をすすめる岸田政権

この1年間、全世界に大きな被害をもたらしているが、コロナ感染の拡大・継続とウクライナ戦争です。その背景にあるのは新自由主義であり、欧米列強や日・中などの権力者・資本の利益追求が問題の解決を困難にしています。格差・貧困はより拡大し、最も犠牲になるのは発展途上・新興国をはじめとした弱い立場の民衆、女性、子どもたちです。にもかかわらず、米・中・露・朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)等は相互に軍備拡大と挑発を繰り返しています。

 「国葬」や内閣改造での政権浮揚に失敗し、統一教会や「政治とカネ」等の問題(これらはアベの負の遺産であるとともに、現政権自身が同一基盤の上に立っていることを示している)で支持率30%に落ち込んでいる岸田政権も、軍事的緊張を煽り、利用することで延命を図っています。安保3文書の年内改定と軍事費5年で43兆円(GNP2%へ接近)、敵基地攻撃能力等は、米軍とともに対中国への戦闘能力の大幅アップを狙ったものです。

②国葬反対や沖縄の闘い等の市民・労働者の共同闘争こそが必要

 この大軍拡に「国民全体の負担が必要」(国力としての防衛力を総合的に考える有識者会議報告)とし、戦争で大儲けを企む大企業に「聞く耳」を持つ岸田政権と生活苦にあえぐ市民との矛盾は拡大せざるを得ません。また沖縄・南西諸島へのミサイル配備や日米共同演習に対して、「再び戦場にするな」と反基地闘争が継続されています。そして国葬反対に示された市民・労働者の力で、これらの闘いをつなぎ野党を巻き込む共同の闘いの再構築を勝ち取らなければなりません。

国家主義・新自由主義の教育に対決を

 教育においても「戦争する国を」支える国家主義や新自由主義の推進のもとで、「グローバル人材」育成のための競争教育や公教育破壊の中で子どもたちがますます追い込まれています。さらに大阪では、2012年から国旗・国歌条例による67名の処分に典型的な教職員支配が進められています。維新による行政の「スリム化」による保健所・公立病院の人員削減・統廃合は、コロナ禍での全国一の死亡者数という結果をも招いています。その一方でカジノ推進や改憲を後押しする政策を許してはなりません。

 東京での根津さんの停職処分取消しの逆転勝訴等に続き、大阪でも今年、梅原さんの再任用拒否は違法との勝訴判決が確定しました。上からの命令には従わせる教育支配体制に楔を打ち込む闘いを今後も継続します。共に闘いましょう。集会へのご参加を!

〔予定〕

1/22(日) ZAZA講座「丁章さん~私が詩人になってからのこと」(14時~エル視聴覚)

30(月)奥野さん「合理的配慮」無視の「君が代」処分撤回裁判(13:20~地裁809