①大阪ネット結成10年目となる今年は、まさに「戦争する国」のための「日の丸・君が代」強制反対の闘いの正念場となっています。「国葬」や内閣改造での政権浮揚に失敗し、統一教会や「政治とカネ」等の問題で支持率低下のままの岸田政権。ウクライナ戦争を口実に、安保3文書改定、軍事費5年で43兆円、敵基地攻撃能力等を強行し、米軍とともに対中国戦争の準備に大きく舵を切っています。南西諸島へのミサイル配備によって、直接的には沖縄(さらには日本全国)は再び戦場にされる危険性にさらされています。

②日本学術会議の支配も含めて教育・研究を権力に従わせるだけではなく、あらゆる分野で「戦争する国」への総仕上げがなされようとしています。しかし武器輸出や原発開発等でも大儲けを企む独占資本と物価値上がり・増税・格差拡大で苦しむ市民・労働者との矛盾はいっそう露わにならざるを得ません。今、必要なのは、この岸田政権の政策に反対するあらゆる市民・労働者・団体・政党が組織と思想の違いをこえて、共に手を結んで共同の闘いを作り上げることだと考えます。

教育においても「戦争する国を」支える国家主義や新自由主義の推進のもとで、「グローバル人材」育成のための競争教育や公教育破壊の中で子どもたちがますます追い込まれています。大阪では、2012年から国旗・国歌条例による67名の処分、保健所・公立病院の人員削減・統廃合等は、コロナ禍での全国一の死亡者数という結果をも招いています。これらに対して、東京での根津さんの停職処分取消しの逆転勝訴等に続き、大阪でも今年、梅原さんの再任用拒否は違法との勝訴判決が確定。上からの命令に従わせる教育支配体制に楔を打ち込む闘いを今後も継続します。共に闘いましょう。集会へのご参加を!

〔予定〕

1/22(日) ZAZA講座「丁章さん~私が詩人になってからのこと」(14時~エル視聴覚)

30(月)奥野さん「合理的配慮」無視の「君が代」処分撤回裁判(13:20~地裁809

2・11「建国記念の日」反対!改憲・大軍拡NO!  (13時半~港区民センター)

―競争・強制でなく、命と人権を守る教育を―

講演:天皇制テロリズムと「略奪」資本主義(仮題)酒井隆史・大阪公立大学教授「日の丸・君が代」強制反対・闘争報告、連帯発言等