まず今年の卒・入学式では、府教委が「静聴」「斉唱」両方の職務命令を出す中で、府下約40校でのビラ配布等が事務局から報告。ZAZAメンバーからは、2017年再任用拒否国賠訴訟で高裁逆転勝利判決を勝ち取った元府立校教員梅原さんから、府教委の上告理由はこれまで主張してこなかったことを書くなど「やぶれかぶれ」であること、維新によるトップダウンのもとでの教職員に希望と勇気を与える闘いであれば、との訴え。奥野さんは、「政治が教育から奪ったもの、そして特別支援教育の今」と題した資料とともに、府・府教委・支援学校管理職が障害を持った生徒にふさわしい教育というものを理解していないこと、だからこそ生徒への「合理的配慮」を行った結果として「君が代」不起立であった奥野さんへの「処分」ができたのだ、ということを強調しました。元中学教員松田さんは、裁判で国際人権自由権規約と子どもの権利条約を根拠とした主張を行ってきたこと、また卒業式・入学式の変遷にかかる小野雅章日大教授の意見書を提出、次回口頭弁論では「慣例上の儀礼的所作」論を批判する書面を提出することを文書報告。

 連帯アピールとして、「高校無償化」「幼保無償化」「緊急給付金」からの排除と闘う朝鮮学校無償化を求める連絡会・大阪。「維新」行政による大阪市の天王寺・文の里両夜間中学廃止攻撃との闘いを呼びかける高野雅夫さん。そして組合つぶしのための度重なる警察・検察、裁判所の弾圧と、長期にわたり粘り強い闘いを繰り広げる全日建・関西地区生コン支部からの訴えに対しては約4万円のカンパが寄せられました。(桜井さんの講演については大阪ネットニュースにて)

映画「教育と愛国」をより多くの人に! 第7芸術劇場からシアターセブンにも上映拡大

七芸…5/23~27(10:00~、16:20~)セブン…5/23~27(14:25~)

根津公子「閣議決定し教科書に記述させ、政権の考えを、嘘を真実として子どもたちに教え刷り込むまでに至った学校教育。20余年にわたる『従軍慰安婦』問題等をめぐる政府と教科書会社、歴史改ざん団体の動き等をインタビューし当事者に語らせ、真実を克明に追う。必見の作品」

(映画パンフレットから。ZAZAの志水さんや鈴木大裕さんも一文を寄せられています)

〔予定〕

6/4(土)反森友デモ(11時~野田中央第2公園)→阪急庄内駅

6(火)松田さん「不起立処分」取消し裁判(11時半~地裁810)

22(水)松田さんコロナ在宅不払い裁判(14時~地裁79号)

7/4(月)奥野さん「合理的配慮」無視の戒告処分撤回裁判(11時半~809)

 16(土)「ひのきみ全国ネット」全国会議(13時半~16時半、エル南72号)

 17(日)第12回ひのきみ全国学習交流集会(10時~16時半、エル)デモ

記念講演:<日本の入管制度と人権、「日の丸・君が代」と人権>(仮題)

講師:空野佳宏弁護士(大阪弁護士会) 

    各地からの報告等